2018センター試験講評。世界史Bと国語が難化?
2018
駿台、河合、東進の解答速報がでていますが、アトマス会員の独自の観点で今年のセンター試験を講評したのでご一読ください!
センター世界史B 講評
【難化】
結論から言うと今年は難化でした!!
世界史選択の受験生に対しては厳しい年になってしまいました。これはすなわちほかの社会科をとった受験生に対して大きなディスアドバンテージになってしまいます!去年に比べても大きく平均点を落とすことになるでしょう。
今年の問題を解いてみての感想ですが、標準問題が少なくやや難の問題が非常に多い印象でした。とりあえず広く浅く対策をしていた受験生にとってはとても大変だったのではないでしょうか。しかしながら頻出問題もあり割とじっくりと演習に取り組んでいた受験生にとってはそれほど難しくはなかったのではないでしょうか?
またほかの社会科の科目も解いてみた印象ですが、例年に比べて平均的な難易度だったように思います。ですので今年のおおまかな受験生全体の傾向としては
- 世界史はほかの科目に比べて平均点が低い
- 世界史の受験生内部では点数の偏りが大きくなる。
といった感じです
センター試験を受けて
とりあえずお疲れさまでした。
これから私立の受験を控えている方、本命の2次試験が待っているかた、あと少しの辛抱です!頑張りましょう!
また本年度の受験の結果が芳しくなかったかた、もう一年頑張ろうと考えている方、ぜひ僕らがおすすめする世界史の参考書をぜひお試しください。僕は国公立理系の受験生だったんですが、僕も現役の時は倫理政経をとっていてまあまあ勉強はしていたつもりでしたが、61点という何とも言えない点数を取ってしまい、倫理政経は自分に合っていないなと思い浪人時代は世界史を0から勉強し始めました。そして世界史が自分に合っていること、そして良質な参考書に出会い、センター本番において100点をとることができました。世界史受験をもう一度考えている方は是非是非お試しください。
センター国語 講評
【難化】
今年のセンター国語は去年に比べて他に類を見ないほど難しいものでした!!
‘14’15年と平均点が100点を下回る年がありましたが、この大きな原因として、
- 論説文、小説の最後の設問の選択肢が増え、時間的に得点が取りにくかった。
- 評論の各設問の解答範囲がかぶっていた、または離れた2カ所に分かれていたため、選択肢を選ぶ要素が少なく消去法になってしまった。
- 古文の歌が難しすぎ!!そんなに勉強できないよ!
以上の3点でした。
今年評論、小説はどちらも随筆に近く、特に評論は筆者の主張が具体例部分に混ざっていたので、読むのに時間がかかった。古文は各選択肢の文章が1文程度長くなり、非常に時間がかかった。漢文はいつもは必要としないバッググラウンドの知識がないと読みにくいものであった。それに加えて上記①、②の要素もあったように感じます。
センター国語作成者は何を考えているのかといいたいですね。ぜひ平均点が120点になるような作問を意識してほしいところです。来年の受験生は早めにセンター国語を対策し、精神的に安定した状態で受験に臨んでほしいです。