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早稲田大学 新物・応物生向け 授業概要徹底解剖

みなさんこんにちはアトマスです。今回は新入生向けの記事ということで、我々のサークル民の中に先進理工学部応用物理学科生」がいるということで、新物・応物生に向けて一体どんな授業があるのか、これはどんな難易度で進んでいくのか、テスト方式は?出席は?などマイルの小さい情報欄だけではどうしても把握できない部分についてまとめました!是非こちらの講評を参考にしてこの地獄のような学部で生き残るための1つの指標にしていただけたらと思います。

 

またこの科目について質問したい、対策どうするの?という方はアトマスのツイッターアカウントにDmください。過去問欲しい人、あげます。1〜3年までの割と出回っているものはだいたい網羅してあります。前置きが長くなりましたね。それではどうぞ!

 

 

1. A群科目

はい、まずはA群からですね!A群には主に

  1. 複合領域科目
  2. 英語
  3. 英語または初修外国語

の3つがあります!複合領域科目というのはいわゆる一般教養の授業になります!これは特に専門性のあるものではなく鬼のような授業が並ぶ物応物の中ではオアシスのような授業ですね。こちらは授業が多くて個々の解説はできませんが、出席なしの授業は楽ですね、自然とみんな出席しなくなります。試験対策も非常に楽で、物にもよりますが前日に2、3時間ガッとやればAが取れるなんていう授業もあります。他の科目でドチャクソ忙しい時期にあるとそれすらめんどくさく感じますけどね、高校の学年末試験にしれっと入り込む保健体育みたいなもんです。ですがこちら卒業には欠かせない単位となっていますので、しっかりとっておきましょう!

 

英語は皆さんご存知かと思いますが一年時にはALCというものとCSという授業があります。ALCはライティングなど、CSは会話などが中心な授業と考えてもらって大丈夫です。先生にもよりますがどちらも基本的には楽な授業ですので安心してください。(たまにALCで毎週ようやくが課されるめんどくさい先生もいますが)

 

初修外国語については、理工ではとってもとらなくてもどちらでも良いというふうになっています。通常の科目は1授業につき2単位なのに対し外国語の単位は1単位であり新たに言語を学ぶことの難しさと絶対途中でめんどくなるだろという天才的予知により筆者は履修しませんでした。もちろん大学ではこの言語をやりたい!という方は、(学費は取られているが)タダで学べる絶好の機会なので、是非取ることをお勧めします!コスパ重視の方にはあまり向いていないということですね。

 

2. B群科目

B群は主に数学、物理を行い化学か生物一つ取ります。数学は微積、線形で通年、物理は前期、後期別物扱い、それ以外は前期のみとなっています。ちなみに化学とか落としても後期とか2年とかで他学科、他学部の取れるんで気にしないで平気だよ!!

 

微積

通年授業なので前期後期共に中間、期末試験はありますがそれらの総合評価によって決まります。僕らの時と同じであれば出席はないはずです。先生によって変わる可能性あり。

 

指定教科書ありますが僕は何もわからなかったので一度も読んでません。

大学の指定教科書もちろんいいのもありますが理想の最大値に合わせた結果初学者には少し抵抗のあるものも多いので、はい買います!としなくてもいいんじゃないかと思います。僕はこの授業は別でしたが基本的には板書はわからないし教科書も重々しいものばかりだったので試験前はほぼ全科目ノートも教科書も見ずネットのサイトで勉強してやりました。ここまで偏ってる人は少ないと思いますし普通にノートで全部やりました、指定でもそうでなくても本読んでやりましたとい人もいるので、自分にあった勉強法でやるのが高校時代より重要になってくるんんじゃないかと思いますそう言っている僕は成績クソ悪いですけどね!!!でもノート見てやってたら絶対留年してたと思うんで全然ましですね!!!悲しい!!!!!!!!!!

 

僕らの時と同じであれば微積は先生独自のテキストを作ってくれてそれに沿って授業が進むのでとっつきやすく、出席はなかったです。物・応物iは理学部扱いなので問題解くよりも理論理論なものが多いですがその中では微積は試験で問題を解くものなので、高校までの模試やテストなどと同じ感じで臨めると思いますし、僕らの先生であれば最終授業にこういう問題出すよって教えてくれるのでそこをきちんと勉強すればいけます!

 

ちなみにですが、もし問題集など買ってやりたい!という方がいれば「詳解演習 微分積分」というものがいいんじゃないかと思います。こちらは院試向け?のようなものみたいですが内容は青チャートにようにテーマごとに問題と解説がついているものです。自分は2年で買いましたが1年の時に買ってもあの授業で使えたなーと思ったりしたのであげさせていただきました。

 

線形代数

線形代数はベクトルの進化版みたいなものですね。ここでは物・応物特有の理論主義さが出てきて計算問題は申し訳程度しか出されませんでした。それでも計算問題は得点源なのでしっかりとっておきたいですね。そいのためには最初のうちから線形代数の計算に慣れておく必要がありますね。ノートだけでできる人はそれでいいですがもっと欲しいという方、もう少し簡単なところからやりたいという方はマセマの「キャンパスゼミ」が一番とっつきやすいのでいいのではないかと思います!やはり新しい分野を学ぶ時の入りは簡単でイメージを持てる方がいいですからね。ただし使えるのは計算問題のみで試験のメインの証明問題の前ではゴミ同然です。板書に証明などまとめられるのでそれを試験前にきちんと勉強しましょう。試験前に出されるレポート(という名の証明問題が羅列された問題の演習)できちんと理論を学ぶ(暗記する)ことをお勧めします。

 

・力学A

いわゆる微積を用いた力学ですね。高校でやっていた方、予備校でやっていた方には前半は聞かなくてもわかるものが多いです。それでも後半は大学物理になるので前半簡単で余裕こいて全く勉強しないでいると途中から??になります。まあ大学の授業なんて普段何もわからず試験前にぶち込むという側面を持っていますが。

 

僕らの先生は問題を解く問いものではなく「授業で習ったことをできるだけかけ」というものでした。なので演習して対策するというよりは内容を説明できるようにするという対策をとるべきだと思います。それ用のまとめノートを板書や本やネットのサイトなどを参考に作るのがいいかもしれませんね。僕らの習っていた先生は一目見ればわかる胸筋もりもりツインテール(♂)の個性爆発先生だったので、あ、自分その人だっていう方はほぼ必ず上の試験形式で出ると思います。アト秒万歳

 

・物理化学

少し量子化学量子力学っぽいことやります。有名なとこで言うとスピン回転やシュレンディンガー方程式、熱力学らへんやったりします。僕らの時は毎授業出席がわりに1、2問小テストが課されました。1限ですが頑張って出ないと出席足りずお亡くなりになってしまうので頑張って出ましょう。この授業は範囲を網羅した本がなかなかないので、ノートをちゃんと取るのも大事ですね。試験内容はそれほど難しいものではない(もちろん勉強しないとできない)ので時間をとって対策しましょう。途中1、2度のレポート提出がありますが、それを内容理解のためのいい機会と思ってやるのがいいでしょう。おそらくシュレディンガー方程式の問題が出るかと思われます。友達と協力してやるのがいいでしょう。過去問は半分くらいは同じのでるが残りは違うのという感じでした。

 

3. C群科目

はい来ました!!専門科目!! 地獄の巣窟!!!!

まあもちろん個人差ありなんですけどね。これほど学科の優秀な方達が悶える授業も珍しいんじゃないでしょうか。とはいえまだ1年は2、3年と比べればやはりまだとっつきやすいものとなっているので、絶望することはありません。数学概論Aには絶望してください。それでは1つずつ見て行きましょう。

 

・物理入門

初手時はC群の中でおそらく最も楽であろう物理入門です。これは物・応物の先生方が毎週一人担当し、それぞれの専門分野についての講演をパワポなどを用いて行っていく授業です。出席はあり課題は先生ごとに変わります。楽なものでは出席だけのものであったり、多くてもこの講演を聞いた上でこの内容について論じなさいというレポート用紙1枚程度のレポートが課される程度です。

もちろん規定回数以上欠席したりレポート出さなすぎれば落単します。筆者は3回欠席1回レポート出し忘れでCでした。この頃からクズっぷりが出ていますね。というわけでこの授業についてはそんなに心配はいらないんじゃないかと思います。落とした人を周りでは聞かないのでちゃんと出席しましょう!!

 

・(応用)物理学ゼミナール

こちらは似ている内容ですが物・応物で授業が分かれています。

基本的には演習と研究 で成り立っています。どちらも似た内容で被っている部分は応物の方に書かれているので、物の方も応物の方を一読してから読むことを推奨します

:応物の場合

[演習]

演習は5限がその日行う演習の内容の講義、6限に演習となります。まずこの時点で授業が1コマ扱いなのに堂々と2コマ消費する理工学術院、893か。

そしてそうですその日初めて習う内容のものを演習で解くのです。893か。ぶっちゃけ大半の人は90分の講義じゃ練習問題もありませんし理解して解き切るなんてできません。普通に問題もむずいところがあります。さらに解ききれなければ来週までのレポートで解けていない問題を解いて提出します。893か

 

解ききれている人は時頭が単純に良い、事前にその日やる内容を予習して問題も解いてくる、過去問を持っている人くらいでしょう。過去問自体はありますが、毎年まあまあ変わっているので持っているからといって全部できるとは限りませんが。

 

簡単な計算問題などは授業内容やネットでさがせば出て来ますが、普通に文章題くると普通にむずいです。初めてベクトル習った日に青チャートの難しめの問題解けますか?そういうことです。見ていればわかる通り3時間やるので非常にめんどくさく終わった後に圧倒的疲労感に見舞われる授業です。ただ友達と相談という雑談も自由にできるので仲良くなるにはいい時間です。共通の敵ができると仲良くなりやすいですよね

 

とはいえ試験は全て演習問題の中から全く同じ問題が出るので、全ての回の全ての問題が解けるようになっていれば自動的に期末試験でも満点が取れます。それが難しいんですけど。

なので、試験前の対策としては各回の計算問題などはしっかり押さえてこれは出そうという問題を決め(できるだけ多いほうがいいが)その問題の理解を深めることがポイントとなるでしょう。

 

[研究]

研究ははじめにどこかの研究室に配属され、その研究室で決められているテーマの研究を行い、クリスマスイブに教授、生徒の前で発表します。我々にクリスマスはない。(夕方からはフリーなのでそこから友達や恋人、家族と楽しみましょう。一人の君は頑張れ!!!!)

 

こちらの内容は配属される研究室にだいぶよりますが、たいていの場合最初の方はその研究室の分野に関する基本事項の講義などで、発表の1ヶ月前くらいからパワポ作ったりし出す感じです。講義は早い所だと30分で終わったりもするので、普段の応物ゼミと比べれば楽園です。長いところはきっかり90分(またはそれ以上)やるところもあったみたいですが、、、

 

発表も事前に練習が何度かあるし友達に見せるものなのでそれほど気負わずにやれると思います、頑張って!

 

:物の場合

[演習]

応物との違いは5限の講義がなくいきなりプリント配られ「やれ。」って感じです。鬼畜度増えてる。多くの方は図書館で調べてやったりネットで調べてやったみたいですね。すげえ。期末試験も同様な感じです。

 

[研究]

だいたい似てますが大きな違いは発表が割と短いスパンで数回行われるところですね。そのぶん一回の分量などは比較的少なめでできておりクリスマスに発表もありません

 まあどっちがいいかですね、そんなに差はないです。 

 

・数学概論A

はい来ました真打ち登場。全ての 物・応物生を地獄の底に叩き落とす魔の授業。試験日程も最終日だからラスボス感がすごい。さらっと説明すると集合位相という内容を扱い、今までの高校数学ではあまり触れてこなかった理論ゴリゴリの数学で問題を解くというようなことはほぼありません。定理の証明などが9割を占めます。

 

概論がラスボスたる所以は

  1. そもそも内容がむずい
  2. そして分量も多い
  3. 先生の板書が高速で誰もついていけない
  4. さらに字が小さいので超優良席以外双眼鏡か携帯のズーム機能必須

こんなところじゃないでしょうか。

途中から「いや何言ってんの。。。?」となる人続出の授業です。指定教科書をきっちり読んでちゃんと勉強すれば理解できなくない内容ではある(あの本はゆっくりじっくり読めばわかりやすいところも多々あります)のですが、あの大量の時間割で疲弊した体でサークルバイト遊びなどもやった中で毎週きちんと予襲復讐できる人はまあ少ないでしょう。できた人はすごいです、周りのみんな崇め奉らいましょう

概論のはじめの方は本題の集合位相論でなく、微積範囲である「ε-δ論法」というものについて学びます。こちらは微積の授業と内容が被っているのでお得ですね。

 

ちなみに出席はあります。毎回出るか代返頼みましょう

テストは唯一の救いですが、過去問ほぼまんま出ます。解答だいたい何言ってるかわからないけど。なんで、もう過去問やりまくりましょう。それでも違う問題が出ることはちょくちょくあるので教科書をちゃんと読むことは勧めます。過去問の解答理解して覚えていく過程でそこの部分の内容は理解して、それ以外の部分は教科書でできるだけ埋めていくというのがいいんじゃないかと思います。やはりあの教科書は口語的で理解しやすいのでね、自分は板書早すぎてノート全然取れずだったので全くノートは見ていないですマジで無理って人、過去問丸暗記しよう

 

4. まとめ

如何だったでしょうか。自分含め周りの反応を見ると普段は出席などある授業が多くなく課題もたまにしか出ないので楽だが試験前はその分量と圧倒的難易度と板書のわかりにくさから地獄のような日々が待っているという感想です。とはいえ普段も実験や物・応物ゼミなどめんどくさいんですけどね、、

 

数学概論など以外は普段から勉強できる人にとってはそれほど問題なく取れるかと思いますが、やはり授業の量と難易度を考えるとやろうと思っても途中で折れる人も多いと思うのでやはり試験前が大変ですね。概論は過去問ないと真面目にやっていてもきつそう。不可能ではないだろうけど。

 

とはいえ新しい生活が始まる1年生、勉強の心配もそこそこに毎日楽しく過ごすのも特権だと思います。せっかく大学生になったので、この記事がいろいろなことを楽しんで、落単もできるだけせずに充実した1年になることの一助になることを願ってやみません。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!この記事が気になった方、ぜひ後アトマスのツイッターのフォローとファボよろしくお願いします!!!